設備選びのポイント
住宅設備の選び方について詳しく解説します。 キッチン、バス、トイレなど各設備選びのポイントや後悔しないための考え方をご紹介します。

設備選びの基本的な考え方
住宅設備は一度設置すると、簡単に交換できないものが多く、 長期間使い続けることになります。 そのため、初期費用だけでなく、使い勝手やメンテナンス性、 耐久性なども含めて総合的に判断することが大切です。
設備選びの5つのポイント
- ライフスタイルに合わせる:家族構成や生活習慣に合った設備を選ぶ
- 優先順位をつける:予算内で重視したい設備にお金をかける
- メンテナンス性を考慮:清掃のしやすさや部品交換のしやすさを確認
- 将来の変化を想定:家族の成長や加齢に対応できる設備を選ぶ
- 省エネ性能をチェック:ランニングコストの低減につながる
場所別の設備選びのポイント
場所ごとに設備選びで重視すべきポイントは異なります。 各エリアで特に注意したい点を見ていきましょう。
キッチン
毎日使う場所だからこそ、機能性と使いやすさを重視しましょう。
システムキッチンのタイプ
- • I型:直線型で省スペース、効率的な動線
- • L型:コーナーを活用し、作業効率が良い
- • 対面型:リビングを見渡せ、コミュニケーションが取りやすい
- • アイランド型:開放的で動線が確保しやすい
チェックポイント
- • 作業スペース:調理に必要な作業台の広さを確保
- • 収納:必要な食器や調理器具がすっきり収まるか
- • シンク:深さや幅、水はねのしにくさをチェック
- • コンロ:IHかガスか、火力や安全機能を確認
- • 換気扇:性能や音の大きさ、お手入れのしやすさを確認
よくある失敗:収納が足りない、調理中の動線が悪い、清掃しにくい素材を選んでしまった
設備選びでよくある後悔
- • グレードを下げすぎた:予算削減のためにグレードを下げすぎて、使い勝手が悪くなった
- • 流行を追いすぎた:流行のデザインや機能を取り入れすぎて、すぐに古く感じるようになった
- • 実物を見ずに決めた:カタログやネットだけで決めて、イメージと違っていた
- • ライフスタイルと合っていない:家族の生活パターンを考慮せずに選んでしまった
設備のグレード選びのコツ
設備選びでは「どこにお金をかけるか」という判断が重要です。 全てをハイグレードにすると予算オーバーになりがちなので、 優先順位をつけて選ぶことがポイントです。
お金をかけるべき設備
- •キッチン:毎日使う場所で、グレードが上がると使い勝手が大きく向上する
- •お風呂:断熱性や清掃性は日々の快適さに直結する
- •給湯器:ランニングコストに大きく影響する
- •断熱窓:省エネ性と快適性に直結する
抑えても良い設備
- •照明器具:後から交換しやすく、コストを抑えやすい
- •スマート家電連携:技術の進歩が早く、後から導入できるものも多い
- •収納家具:必要に応じて後から追加できる
- •装飾的な設備:見た目だけを重視した設備は必要性を再検討
プロからのアドバイス
設備選びでは実際に見て、触れて、使い勝手を確認することが重要です。 住宅メーカーのショールームだけでなく、設備メーカーの総合展示場も積極的に 訪問し、複数の製品を比較検討することをおすすめします。 また、現在の生活スタイルだけでなく、5年後、10年後の家族の変化も 想像しながら選ぶことで、長く快適に使える設備選びができます。
設備選びの進め方
- 1
現状の不満点を整理
現在の住まいで不便に感じている点をリストアップし、改善点を明確にします。
- 2
予算配分を決める
総予算の中で、設備にどれくらい配分できるか、優先順位をつけて考えます。
- 3
情報収集と実物確認
カタログやネットで情報収集した後、必ずショールームで実物を確認します。
- 4
メリット・デメリットの比較
候補となる設備のメリット・デメリットを比較し、自分たちに合ったものを選びます。
- 5
メンテナンス性の確認
部品交換のしやすさや修理対応、保証内容なども確認します。
設備選びで迷ったら
スーモカウンターでは、中立的な立場から、あなたのライフスタイルや予算に合った設備選びをアドバイスします。 複数のハウスメーカーの設備プランを比較検討できるので、最適な選択をサポートします。